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2冊目の省略をつかって書いてみた

以前テキスト2冊目の省略法を勉強しているという記事を書きましたが(参考:テキスト2冊目)、今回は実際にその省略法をつかって速記文字を書いてみました。

とはいえただ書くだけでは味気ないので、1年生が最初に習う基本省略のみの速記文字と並べて書くことにしました。

 

実際に書いたのは次の文章です。

「ODAとは先進各国が開発途上国と言われる国に対してその国の経済社会の発展や福祉の向上に役立てるために行う資金や技術供給による公的資金を用いた協力のことです」

 

そして書いた速記文字がこちら。

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いかがですか。

早稲田式学習者ではない方は、何を書いているのかさっぱりという感想を持たれるかもしれませんが、上下を見比べて、どんなことがわかるでしょうか。

 

下の速記と比べると、上の速記では、複雑に絡み合っているような部分が多く、また横や縦に間延びしているように感じられるのではないでしょうか。

その理由として、早稲田式速記の基本文字には3種類の長さ、すなわち4ミリ、8ミリ、16ミリの線があるということがあります。16ミリ線は4ミリ線の4倍の長さで書きますから、当然大きな文字になり、文章を書いたときに横や縦に伸びてしまう原因になります。

また、円が付く文字が多いということもあります。早稲田式は折衷派といって、文字に円を付けることで区別を付ける複画派の構成を取り入れている方式です。そのため中根式など単画派の方式と比べると、いくらか複雑な見た目になるのです。

 

ところが省略法をふやしていくことで、下のようにかなりシンプルに書けるようになります。16ミリの文字や大円を使う基本文字はその多くが二音文字などを利用することで、単純に書き表せるようになります。また、頻出語句は常用語として、1文字で書き表せるようにもなります。

 

省略がふえると筆記量が減り、速く書けるようになりますし、見た目もスマートなものになります。覚えるのは大変ですが、やはりこう見比べてみると自分も速記らしい速記ができるようになってきたなと達成感があって嬉しいものです。

実はこの速記も私が使っている限りでしか省略を入れていませんので、さらに発展的な省略法を活用すれば、もっと短く書き表すこともできるようになりかもしれません。

 

私の知る限り、速研では何となく省略を覚えるのを嫌がって、あまり積極的に学ぼうとしない人が多いように感じます。しかし、せっかく先代が伝えてきたテキストもあることですし、速記を学ぶならどんどん省略を学んでほしいと思います。

初めはふつうの文字で書いたほうが断然楽で速かったのが、省略を学ぶことでふつうの文字よりずっと簡単に言葉を書き表せるようになる。そういうところにも速記学習の楽しみがあるというふうに私は思うのであります。

 

検定が近いので、何となく速記問題調の文章になってしまいましたが、今回はここまで。

それでは、また(*^^)/